2021.03.29
2020年~21年にかけてのインフルエンザの流行は新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、
これまでの傾向とは大きく異なりました。
2021年3月7日までの2020/2021シーズンの累積の推計受診者数は約14,000人となり、
2019/2020シーズンの累積推計受診患者数約7,290,000人と比較すると約1/1,000です。
インフルエンザの感染者の少なさが際立っています。
新型コロナウイルスの対策がそのままインフルエンザ対策にも
つながったと推測できる結果になったのではないでしょうか。
2020年1月以降は新型コロナウイルスが注目されがちですが、
実は日本国内で毎年5~60人の方がインフルエンザ脳症で命を
落としていますし、重篤な後遺症が残るケースもあります。
特に小児の罹患が多い傾向なので幼稚園・保育園内での
感染は引き続き注意が必要です。
累積推計受診患者数は国立感染症研究所のホームページを参考にしています
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/590-idsc/9830-fludoko-2020.html