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次亜塩素酸に関する報道を受けての見解

5月末からの次亜塩素酸に関する一連の報道の流れとそれに対するキエルキンの見解をまとめました。

下記、長文となってしまいましたが、ご了承ください。

次亜塩素酸に関する報道について、経済産業省、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、次亜塩素酸のコロナウイルスに対する効果は不明、という立場から、6/26 に新たな知見を踏まえ「コロナウイルスに対して有効」という結論となりました。

 

また、文部科学省は6/4 付けの事務連絡「学校における消毒の方法等について」で学校にて次亜塩素酸水を噴霧するときは「児童生徒等がいる空間で使用しないでください」と連絡していました。

 

この事務連絡は6/16に 「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」で有人空間に噴霧するときは、「メーカーが提供する情報を吟味して判断してください」と、使用を認める形となりました。

https://www.mext.go.jp/content/20200616-mxt_kouhou01-000007426_01.pdf

(P21 ご参考ください)

 

「キエルキン」については第三者機関にて吸引暴露試験、発がん性の安全性試験を行っており、今までと変わらず使用できるものでありますので、ご安心いただければと存じます。

 

株式会社ラジカルラボ(静岡市)では会社設立以来、8年以上毎日事務所内でキエルキンを噴霧しています。また共同研究先の病院の医師待機室、HCU、診察室でも継続的に使用されております。産婦人科の新生児室でも噴霧されておりますが、もちろん健康上の被害報告はありません。

 

これからも安心してキエルキンをお使いいただけるよう、今まで通り製造管理を徹底してまいります。何卒よろしくお願いいたします。

 

*卵、小麦アレルギーのように、どんな物質でも合わない人は稀におりますので、そのあたり配慮の上ご使用ください。ただし人体には塩素が0.2%含まれており、また白血球では次亜塩素酸が常々作られておりますので、それ自身がアレルギーを引き起こすことは非常に考えにくいです。

 

*なお、小池都知事が「コロナ対策として日本版CDC を設立する必要がある」としておりますが、そのCDC では「次亜塩素酸の低濃度でも強い酸化力が特徴で、次亜塩素酸水溶液は生物組織に無毒」とされています。

 

 

〇騒動の経緯とまとめ

結局、今回の騒動とは何だったのか?
報道だけを見ているととてもわかりにくく、次亜塩素酸の効果、安全性に対して疑問が残る内容となっているのではないでしょうか?

 

そもそもは経産省、NITE が新型コロナ流行時に次亜塩素酸水メーカーが乱立し、警鐘を鳴らす意味で「消費者は各メーカーのファクトシートを吟味すること」としたことが発端です。見本を示し、このような表示がないものを買わないで、という内容でした。

 

実際、弊社が調査した他社製品で、次亜塩素酸ナトリウムを薄めただけのものや、有効塩素濃度0の「ただの水」もありましたので、この経産省の動きに問題はなかったと思っております。

 

ところがNITE の委託研究先である国立感染症研究所では「効果あり」でしたが、北里大学では「効果が見られなかった」という結果を発表したのです。その内容を紐解いてみると、「10,000 のウイルスのうち、ひとつでも残れば効果なしとする」というものでした。

 

6/26 に効果あり、と修正したところをみると、おそらく実験に何らかの不備があったのだろうと思われます。そもそもウイルスは減らすことで感染率を低下させることができますので、例えば10,000 が10に減っていたとしてもその内容をそのまま発表すれば混乱は招かなかったものと思われます。しかしながらその結果を受け、NITE は「次亜塩素酸の新型コロナに対する効果は現時点ではわからない」と発表しました。

 

また「消毒剤を人体に噴霧することはいかなる状況であっても推奨されない」というWHOの見解、および「次亜塩素酸ナトリウム液の噴霧は、「吸引すると有害であり、効果が 不確実であることから行わないこと」という経産省の見解も掲載しました。

 

ところがその内容を精査せずに、文言だけを切り取ったメディアが「次亜塩素酸はコロナに効果なし」、さらに「次亜塩素酸の噴霧は危険」という学者が現れ始めました。危険を煽れば煽るほど人は注目しますので、「コロナに効かない上に危ない」とされ、そこだけがSNSやネットで拡散され始めました。

 

このような報道を受けて、今度は文科省が「次亜塩素酸の教育現場での噴霧は控えるように」という発表を行いました。

 

そもそもWHO にとって次亜塩素酸水溶液は消毒薬という認識ではありませんでしたし、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水溶液が同一であるというような誤解も見受けられました。明確に「次亜塩素酸水溶液は危険」という話は、WHO, アメリカCDC などの海外防疫関係、各省庁の見解で一度も出てきてはいません。メディアに出ている一部の学者が独自の説を述べただけなのです。

 

この間に、経産省、NITE、文科省に問い合わせが殺到します。そもそもメーカー、消費者問わず次亜塩素酸を長く使っている人たちにとって、その効果と安全性についていまさら論じるの?という印象だったかと思います。弊社も各所に問い合わせをしましたが、1時間待機しても繋がらない状況でした。それくらい問い合わせが殺到したのでしょう。

 

このような状況を受け、関連企業有志、学者、次亜塩素酸ユーザーにより「一般社団法人 次亜塩素酸水溶液普及促進会議」が設立されました。次亜塩素酸研究の第一人者である福﨑教授などが参加し、メディアに対して空間噴霧の有効性、安全性の学術的発表が行われました。

 

その後、「文科省は使用を控えて」を撤回し、また経産省、NITE も「次亜塩素酸は新型コロナに効果あり」という内容に修正をしました。

 

まとめますと以下のような流れとなっております。

  1. 5/29 に経済産業省所轄NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が、次亜塩素酸水がコロナウイルスに有効かどうか検証を6月まで続けると発表

(https://www.nite.go.jp/information/osirase20200529.html)

 

2.「各種報道機関が次亜塩素酸水のコロナウイルスに対する効果の有無と空間噴霧の安全性が分からないので使用を控えるようにNITE が発表」と報道

 

3.それに対して6/2 にNITE は「次亜塩素酸水が効果がないとは言っていない。むしろ次亜塩素酸水のコロナウイルスに対する効果を示すデータもある。ただ製造年月日、濃度、有効期限を謳っていない、また安全性試験も行っていない業者があるので注意をするように」と発信

 

4.  6/4 に文部科学省が「次亜塩素酸水の噴霧の使用を控えるように」と通達

 

  1.  6/11 に三重大大学院教授の福崎智司教授、東工大特任教授の奈良林直氏をはじめとする研究の第一人者が「次亜塩素酸水はコロナウイルスに対して有効であり、空間噴霧も安全である」と記者会見を行った。185 の効能、安全性に関する検証結果も報告している。

(https://akarimirai.com/jia/ebi.html)

 

  1.  6/16 に文部科学省が「次亜塩素酸水の噴霧は、各メーカーが出す安全性試験結果、有効性のエビデンスを良く確認し、また専門家の意見を得つつ使用を判断するように」と訂正発表を行った

https://www.mext.go.jp/content/20200616-mxt_kouhou01-000007426_01.pdf

 

7. 6/26 にNITE をはじめ、経済産業省、厚生労働省、消費者庁は連名にて、拭き掃除には、80 ppm(濃度)、 そして流水でかけ流すには、35ppm の次亜塩素酸水はコロナウイルスには有効であると最終発表

(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html)

 

しかしながらそれらを撤回し、「コロナに効果があり、安全性のエビデンスが実は複数あって、噴霧の危険性は立証されなかった」などということを報道してはいただけません。

関係者でもない限り、わざわざ経産省やNITE, 文科省の発表を追いかけはしませんし、報道を信じざるを得ないと思います。そこでこのような資料を作成いたしました。

 

また製品選択の際は、経済産業省が公表しているファクトシート通り、使用方法、有効成分、濃度(ppm)、使用期限、安全性、有効性のエビデンスの情報を公表しているかをよく確認していただきたく存じます。

 

今回の一件について、ご理解の一助となれば幸いです。以上よろしくお願いいたします。